桃山バカバンバームについて
古代インドから伝えられた生命の科学アーユルヴェーダは、皮膚からアプローチする手法が数多くあります。これらは、薬を口から摂取するのはでなく、皮膚から摂取することで、体を整える方法と言えるでしょう。
インドでは通常ハーブ入りオイルを皮膚に塗りますが、湿気の多い日本ではペースト状のハーブ入り素材として、バームが使いやすいでしょう。
ハーブに含まれる複数のハーブエッセンスは、経皮吸収されて体内で共同作用を発揮するだけでなく、エッセンスの香りが、嗅覚系を介して脳の大脳辺縁系に作用したり、皮膚の角質細胞のTRP受容体などへ作用することにより異なる温感を感じさせることがわかっています。
桃山バカバンバーム(バカバン:神様を意味するサンスクリット語で、日本で有名なキャラクターである「バカボン」の語源)は、香港のタイガーバームや、インドやスリランカのアーユルヴェーダ関連のバームなどを参考にしながら、日本人に合った香り(メリッサやレモングラス、メントールなど)が温和に作用するように調整されています。基材も、通常のバームがワセリンという合成蠟を使っているところを、有機の蜜蠟を使うなど、天然素材を使うことに拘って作られています。また、天然のミネラルも添加することで、インドやスリランカのバームよりも贅沢な作りになっています。
使い方として、アーユルヴェーダのマルマケアに使うのが最適でしょう。薬用のセサミオイルより皮膚への馴染みがよく、香りも長時間持続させることができます。特に、更年期障害の女性などが使われると、柑橘系の香りがうつ気分を改善させ、頭がのぼせて、足が冷える状態の時、頭と足にバカバンバームなどを塗布することで、頭部では、ピッタを冷ますメントールやレモングラスが作用し、足には、ヴァーダを鎮めるレモンバームなどが作用することで、うつ気分を開放させて明るくし、頭寒足熱という理想状態に近づけてくれます。肩こりや筋肉痛や頭痛、腰痛など通常のバームと同じように使うことももちろんできます。
塗布する場所も痛む範囲に広く塗っても大丈夫です。ただし、体質によっては、皮膚が痒くなることがありますので、その時は中止してください。止めれば症状はとれます。
内閣府人認証NPO法人 日本アーユルヴェーダ協会 理事長
ハリウッド大学院大学教授 医師・医学博士
上馬塲和夫
詳しい使い方はホームページから
https://balm.hikaribitokk.com/